葛西用水路は、江戸時代に完成した水路で、300年以上の歴史があります。
みなさんが食べているお米を作るためには、用水路が欠かせません。
葛西用水路土地改良区では、みなさんに用水をもっと身近に感じて欲しいと思っており、小学校を対象に出前授業や施設見学会等も実施しています。
何か知りたいことがあったら、改良区に聞いてみよう!
〇土地改良区や用水路のこと、みんなの疑問に答えます
葛西用水路土地改良区って何をしているところなの?

土地改良区では、おいしいお米が、たくさんとれるように、田んぼに水を送る仕事をしています。
田んぼで稲を育てるためには、たくさんの水が必要になります。
水を送るためには、用水路や揚水機場(ポンプ場)などいろいろな施設を使うので、施設が壊れて大切な水が止まらないよう、しっかり管理しなければなりません。
農家のみなさんが、安心してお米を作れるようにがんばっています。
葛西用水路に流れている水は、どこから来るの?
葛西用水路の水は、利根川の水になります。
利根川の始まりは、群馬県の山奥にある大水上山から始まります。
利根川は、日本一広い川で、日本で2番目に長い川です。
埼玉県の行田市には、利根川の水をせき止める利根大堰があって、そこから水を取り入れて、葛西用水路まで流れてきます。

用水路は、田んぼに水を流すだけなの?

用水路で一番大切なのは、田んぼに水を送ることです。
ただし、用水路には、他にも役割があります。
人々が水に親しむことが出来る豊かな空間を作る親水・景観保全の役割や用水路で生息する生物が住みやすい場所となる生態系保全の役割があります。
火災があった時には、用水路の水で火を消すことができる防火用水として利用できるなど、用水路には地域用水機能として効果を発揮します。
また、田んぼには、大雨が降ったときに雨水をためることができるので、田んぼがダムの働きをして、洪水の被害を減らす効果があります。
大雨や台風で、用水路の水位が上がったときはどうするの?
田んぼに水を送る期間は、管理する用水路の水位がわかる中央監視室で、水位等に異常がないかを監視しています。
このため、大雨で水位が上がるような時には、水の量を減らして水位を下げる操作をします。
最近は、台風だけでなく、急な大雨が増えているので、天気予報等を確認して安全に水が送れるよう、水の調整を行っています。

葛西用水路には、どんな魚がいるの?

今まで葛西用水路で見られた魚は、コイ、フナ、タナゴ、モツゴ、モロコ、ナマズ、ドジョウ、メダカ、タモロコ、モツゴ、ギンブナ等や、ゲンゴロウブナ、タイリクバラタナゴ、ツチフキ等珍しい魚も確認されています。
用水路の水がきれいになると、もっと魚の種類が増えると思います。
〇小学校を対象とした出前授業や施設見学会について
葛西用水路土地改良区では、「農業用水路の役割等について」の出前授業や施設見学会、間伐体験などを行っています。
小学校単位で申し込みを受け付けていますので、ぜひご利用ください。
詳しい内容のお問い合わせは、総務課(0480-47-3811)までご連絡ください。




〇「未来へつなごう!ふるさとの水土里(みどり)子ども絵画展」の募集について
葛西用水路土地改良区では、全国水土里ネット、都道府県水土里ネットが主催する子供絵画展に応募して頂ける土地改良区管内に住む小学生以下の作品を募集しています。
題材は、「田んぼや畑」「農業用水路」「農業用ため池」などの風景や、農作業風景、大切な水路を守っている人たち、農業に関する古くから伝わる祭りや風習、郷土料理など農業や農村に関連するものになります。
募集期間は、6月から8月までの期間となります。受賞作品は、東京都美術館で展示されます。また、参加賞などもありますので、ぜひご応募ください。
詳しい内容のお問い合わせは、総務課(0480-47-3811)までご連絡ください。※詳細はこちら



